令和元年度活動報告

平成30年度　事業報告

平成30年度の活動方針･事業計画に基づいて、活動の基盤である地区連絡協議会並びに委員会・部会活動 と教育関係団体との連携を柱に、子ども達の取り巻く環境の改善等や諸課題に取り組んだ。特にエアコン設 備の維持･設置費の公費負担、J Rダイヤ改正に伴う通学列車ダイヤの改善に取り組み、一定の成果を上げ ることができた。一方、自転車通学生ヘルメット着用等の課題が今後の論議によるところとなった。
平成30年６月14日、15日に行われた第62回九高Ｐ連大会沖縄大会では152名が参加し、第１分科会「青少 年の健全育成とP T A 活動」において、安心院高等学校P T A荒金見治会長の、学校・P T A ･地域が「危な いぞ､危ないぞ」という危機感をもち、高等学校の存続を模索し続け、学校という地域にとってはかけがえ のない存在を地域全体で守っていくという貴重な体験を基にした話であった。台風接近という不安を抱えな がらも、県高Ｐ連研修会主催意見交換会では大分県下の各学校P T A 会員の交流を深めることができた。
地区連絡協議会活動の一層の活性化を図るための地区別研修会が、７月から８月にかけ行われた。台風の 影響で県南豊肥地区研修会が中止となったが、7月22日（日）久大地区（日田市大山公民館）、８月５日（日） 県北地区（豊後高田市中央公民館）、別速杵国東地区（別府翔青高校）、８月19日（日）大分地区（Ｊ：ＣＯ Ｍホルトホール）で研修会が開催された。研修会では、生徒活動や各学校P T A 活動の発表がなされ、令和 元年度第63回九高Ｐ連大会福岡大会では第２分科会「進路指導とP T A 活動」において杵築高等学校P T A が発表することとなった。講演内容についても地域振興等の巾広い分野に及ぶ話を聞くことができ、会員相 互の仲間意識の深まる研修会を催すことができた。
８月20日（月）21日（火）佐賀県の佐賀市他３市において第68回全国高P連大会佐賀大会が開催され、 170名の参加であった。
11月１日（木）には、「おおいた教育の日」推進大会が竹田市総合文化ホール「グランツ竹田で開催され、 エッセー入賞者表彰並びに受賞作品の朗読、併せて瀧廉太郎を偲ぶ音楽祭が行われた。
11月11日に中津市文化会館で主幹校中津南高校を中心に県北地区保護者の企画運営の下、開催された振興大会では県下から300人あまりの会員が集まり、中津北高校O Bである多摩大学副学長久恒啓一氏による 講演や中津南高校かるた部、中津東高校マーケティング部によるアトラクション、また、午後からのシンポ ジウムでは地域創生に向けた子ども達の育成に向けての討論がなされ非常に有意義な時間を過ごすことがで きた。
研修会では６月27日に広報紙研修会を各学校P T A広報紙編集担当者対象に開催し、２月３日（日）情報 リテラシー研修会の一環として九州大基幹教育院准教授横田晋務氏を講師に迎え、120名の参加の下、県教 育会館にて開催した。
教育団体との連携に関しては、各団体との合同役員会を開催した。大分県立学校長協会とは主に進路･生 徒指導の今日的課題について、大分県P T A連合会とは県高Ｐ連活動について、お互いに情報交換を図るとと もに、大分県教育庁幹部職員との意見交換会では、スクールカウンセラーの配置等、高校における生徒を取 り巻く諸問題について、要望し意見の交換を行った。
生徒の加害事故補償のために発足した「全国高Ｐ連賠償責任補償制度」は、全国的に自転車事故による高 額支払い案件が増えており、各学校P T Aとしては学校と一体となり、自転車の交通マナー等の啓発活動を 通して、より一層の安全運転を推進し、不幸な事故を起こさない取組が求められている。

平成30年度の具体的な事業および各委員会・部会活動は次のように実施された。