活動報告

令和5年度　事業報告

「ＰＴＡ加入問題」が生ずる中、県連では「これからのＰＴＡ活動のあり方検討」特別委員会等により、魅力的なＰＴＡ活動あり方を模索してきたが、令和５年度には、二年間にわたる特別委員会での検討結果を具体化した「会長ハンドブック」の改定に総務委員会を中心に取り組み、改訂版を作成することで各単位ＰＴＡ活動の支援を試みた。また、令和８年度に大分県で行われる「第７５回全国高等学校ＰＴＡ連合会大会」の準備作業を進めるために「準備委員会」を設置し、全国大会開催を機に、県連としてＰＴＡ活動の今後を見据えた活動が進められるよう図ってきた。
ＰＴＡ活動は、自治会、子ども会などとともに、地域のつながりや教育力の維持・向上に不可欠な活動であることは言うまでもない。地域の教育力を維持する観点からも、これら隣接する活動とも連携協力し活動を維持する必要がある。そのため、令和５年度においては、別表の活動について、行政機関、学校、県ＰＴＡ連合会や県立学校長協会等の理解・協力を得ながら別表「経過報告」のような取り組みを展開し、高等学校ＰＴＡ活動の推進に努めた。

特徴ある取組

●令和８年度全国大会に向けての取組
準備委員会を設置し９／２１（木）と１１／２２（水）に開催し、日時や開催地等、大会の基本的な事項を協議した原案を作成した。
●会長等研修会　１２/１０（土）
「これからのＰＴＡ活動のあり方検討」特別委員会委員長、岡田大分大学教授の講話を中心に特別委員会での議論等も踏まえ振興大会に併せ開催した。諸事情でやむを得ず欠席した方々が「参加」できるよう、当日の内容の一部を後日YouTubeチャンネルで配信した。

●大分県高等学校ＰＴＡ連合会振興大会　１２/１０（土）
県下５地区代表５項による実践発表を中心に開催し、次年度九州地区大会の代表に日田高校ＰＴＡが選ばれた。また午後には、前年度特別委員会での議論等も踏まえた岡田大分大学教授の講話等による研修も実施した。

●県教育庁幹部職員との意見交換会　１２/２３（木）
以下の３項目について意見交換し、さらに２観点の情報提供を受けた
（意見交換事項）

1. 魅力化・特色化のためのスクールミッション等の進捗状況について
2. 学校教育におけるPTAの位置づけにについて

3. 「ICTを活用した学校教育への対応」 について（端末持込制に移行した場合の負担軽減策等）

（報提供事項）

1. 行政による「奨学金返還支援」について
2. 安全で安心な学校生活の実現に係る環境整備について（加盟各校の要望を集約）

   ・体育館及び柔剣道場等、空調未整備個所の暑さ対策について。

　・既存のAED配置場所から距離のある第二グラウンド等へのAEDの追加配備計画。

　・多目的トイレの全校設置や外部スロープの設置等による一層のバリアフリー化の推進計画。

　・生徒送迎車両による渋滞抑止や安全確保に向けた現状把握及び対応計画。

   ・教員の働き方改革や、専門的人材による安全な部活動実現に向けた外部指導員枠の拡充計画。

　・電動キックボード等、新たな交通用具の使用に係る生徒指導の対応計画。

　※体育館等の空調については令和６年２月に具体化の連絡を頂きました。